昨日、しいのき迎賓館において
はやぶさのプロジェクトマネージャーの川口さんの講演がありました。
1時間45分ぐらいの講演だったのですが中身の濃い
あっという間の時間でした。
こんなものを作って、こんなプロジェクトに加わってみたいなと
心底思いました。
太陽系探査は
1 フライバイ(天体を通り過ぎる)
2 オービタ (天体を周回する)
3 着陸
4 サンプル&リターン(今回はやぶさがやり遂げたこと)
の順で難しいということで
はやぶさは最も難しいミッションをこなした事になります。
講演の中で「惜しくも」ではだめで成功しなければ意味がないとおっしゃっていたのが
印象的でした。
これまでの宇宙開発ではやはり目的を達成できないことがあり、そのたびに自分たちは本当に
最善をつくしたのかもっとできることがあったのではないかと振り返ると考えることがあるそうです。
イオンエンジンの
それぞれ違うエンジンのイオン発生源と中和器を2個一して
一個のエンジンとして使った話は有名ですが
その成功を、中和神社という神社を探して神頼みにいった話は面白かったです
やるだけやった後は最後は神頼み
運を得るのも運をつかむのも実力だとおっしゃっておられました
アメリカは一番が好き
いいアイデアでも機動力と予算規模が違うアメリカにすぐに先を越されてしまう
日本はアメリカが躊躇するぐらいのことをやらないと一番にはなれない
ともおっしゃっていました
若い人たちに
「高い塔を建てなくては先の地平線は見えてこない」
とことばを残して挑戦することの大切さをお話になり
終わりました。
改めて面白い講演でした
宇宙開発や技術開発に興味のある人は是非、機会があったら川口さんの講演を
聞きに行ってみてください。
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